ご挨拶

舘村卓photo.jpg 近年のめざましい医学の発展により、かつては死に至る病から「命」を救えるようになりました。しかし「救命」後の機能障害のために、不自由な生活を強いられる人は増加の一途を辿っています。なかでも摂食嚥下機能障害(口から食べられない)、音声言語機能障害(言葉が話せない)は、日常生活を著しく不自由にします。


 口から十分な栄養を取れない人には、鼻からチューブを入れたり、胃に穴を開けて直接流動食を流し込んで、命を長らえさせるための栄養を確保しますが(経管栄養法)、それでも栄養不全に陥ったり、誤嚥性肺炎を起こしたりします。ご高齢で亡くなる方の原因の1位は肺炎で、多くの方に誤嚥性肺炎が認められます。


 誤嚥性肺炎を防止しつつ「口から食べる」機能を維持し、言葉によるコミュニケーションを確保することは、生命維持のためのみならず、生涯を通して尊厳ある人生を全うして頂く上で不可欠のことだと思います。

 私たちTOUCHは、口の機能の障害をお持ちの方々に関られる方々の技能を向上させるために、口腔生理学,音声生理学の根拠に基づいた支援をしていきたいと考えています。TOUCHは人としての尊厳を守るケアを提供できる人材を育成できることを確信しています。


 3回のセミナー,1回の世界で私たちしか提供していない口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能のセミナー,口腔リハビリテ-ションのための装置作成実習を開催しています.


今年度から認定士制度を発足しました.ご興味のおありの方はこちらから.


28年9月13日 久しぶりの新刊が出ました.

生活参加を支援する 口腔ケアプログラムの作り方永末書店表紙・口腔ケアプログラムの作り方.jpg

口腔ケアの方法や使用する道具について書かれた書は沢山あります.

ただ,生活環境は一人一人違いますので,同じuniversalな方法や道具があるというのはおかしいですね.

結果として,「理論なき実践は暴力である」になている場合も多いように見えます.ではどう考えるのか?について書きました.

ISBN:9784816013102

ISBN-10: 4816013105

ISBN-13: 978-4816013102


 

代表理事 舘村 卓