WEB版基礎セミナーA 第13回(番外編)公開しました
第13回WEB版セミナーです.
近年,PAP(舌接触補助床/装置)が,保険診療として収載されました.
元々は,舌癌切除手術後,舌と口蓋の接触が困難となり,
食塊の形成や送り込みが障害された場合に,厚みを持たせた口蓋床を装着して接触圧を高めようという床装置です.
英語では,Palatal Reshaping Plateとの記述もありますが,この装置の生理学に基づいた作成法については明確ではありません.
単に口蓋床の部分を厚くするだけで効果があるのでしょうか.
口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能に関わる解剖と生理の視点から考えてみました.