経鼻栄養チューブを使うと誤嚥性肺炎が防止できるかのように誤って思われています.CDCのガイドラインにあるように2週間留置した後で栄養チューブを,歯垢染めだし液で染めると先端まで真っ赤になります.脱落した歯垢が気管に入ると肺炎が発症しやすくなります.
経口摂取させたくない時に呼吸路を守る方法として気管カニューレが使われます.気管カニューレを使っても唾液のタレこみは防げません.とくにカフ付きですと一層顕著です.CDCのガイドラインにあるように2週間経過した気管カニューレを歯垢染めだし液で染めてみました.カフの下まで真っ赤に染まっています.交換した夜に発熱することが多いですが,その原因の一つですね.
日本歯科医師会雑誌2011年10月号(日本歯科医師会雑誌_2011年10月号_記事.pdf)に代表の記事が掲載されました.歯科疾患の素晴らしい治療を行うと,自動的に口腔機能が回復されるわけではないこと,自分で歩いて診療室に,デンタルチェアの上で体位を維持して,コミュニケーションが可能で,呼吸路の安全性が確保されている患者さんだけに向けた治療法・歯学教育では,例えば全国3500を越えた老健施設の利用者(85%が認知症に脳血管障害が合併している)さんには対応できないことを書きました.
御一読いただきご意見を頂戴できれば幸甚です.
TOUCHは,様々な原因による摂食嚥下障害に口腔ケアで支援するプログラムを提供します.
病院・施設の利用者様のご不自由さの評価と職員様の技能の評価にもとづいて,最適の口腔機能プログラムをご提供します.
TOUCH口腔機能回復センターと連携しての対応も行います
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