WEB版 TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナー 16

口唇閉鎖機能に問題があると,流涎,食事がこぼれる等々の問題が生じます.小児で見られた場合には,「口ポカン病」などと言われる先生もおられます(こんな病気はあるのでしょうか?).このような場合に,口腔機能訓練を紹介する多くのテキストが「ボタンプルエクセサイズ」と称する訓練法を推奨しています.この訓練法には生理学的根拠はあるのでしょうか?9分40秒の動画です.

スマホのかたはこちらからどうぞ.

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WEB版 TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナー 15

前回公開から2年も時間が経ってしまいました.Covid-19のためにphysicalなセミナーができず,ウェビナーの開催を続けておりましたが,コロナが常態化し,予防への心構えもできてきたことで,従来同様にYoutube版のミニレクチャを再開しました.

口腔機能訓練とされているblowing訓練,本当に効果はあるのでしょうか?

WEB版 TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナーA 14(2)

基礎セミナーA-14の後半です.

学会が推奨する3つの簡易検査(改訂水飲みテスト,反復唾液嚥下テスト,フードテスト)の内,前2者についての問題は前回お話しました.

今回は,最後のフードテストについて,その問題点を私たちの筋電図学的研究を中心にした口腔生理学的見地から指摘しています.10分05秒の動画です.

WEB版 TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナーA 14(1) 

前回から約3か月も空いてしまいましたが,基礎セミナーA14回目の前半です.

今流行りの検査があります.改訂水飲みテスト,フードテスト,反復唾液嚥下テストなどですね.保険請求する場合にも,これらの検査を行うことが条件付けされています.でも,本当にこれらの検査は適切に評価できるのでしょうか?保険に収載されていることは,絶対「真」といえるのでしょうか?

大いなる疑問を感じています.その疑問の根拠について提示しています.7分25秒の動画です.

WEB版基礎セミナーA 第13回(番外編)公開しました

第13回WEB版セミナーです.

近年,PAP(舌接触補助床/装置)が,保険診療として収載されました.

元々は,舌癌切除手術後,舌と口蓋の接触が困難となり,

食塊の形成や送り込みが障害された場合に,厚みを持たせた口蓋床を装着して接触圧を高めようという床装置です.

英語では,Palatal Reshaping Plateとの記述もありますが,この装置の生理学に基づいた作成法については明確ではありません.

単に口蓋床の部分を厚くするだけで効果があるのでしょうか.

口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能に関わる解剖と生理の視点から考えてみました.

WEB版基礎セミナーA 第12回公開しました

WEB版 基礎セミナーA第12回を公開しました.

6か月ぶりの公開で申し訳ありませんでした.

嚥下過程の準備期を2回に分けての解説の後半です.少し番外編「そのPAPは効果があるのか?」に続きます.

嚥下の話になると(驚くことに歯医者さんでも),口のことは放ったらかしにして,

咽頭まで飛んで行かれる方がおられます.でも本当に一番難しいのは,準備期→口腔期→咽頭期の経過です.実際には,このような明確なphase分類は困難で,この準備期から咽頭期の間は厳密には「何時から始まりいつ終わるのか」よくわかりません.その理由は,口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能が関与するからです.この経過について私たちは「移行期」と呼んでいます.

その移行期での活動の中心,口蓋帆咽頭閉鎖運動の前の段階の後半です.

WEB版 基礎セミナーA 第11回目公開しました

WEB版 基礎セミナーAを公開しました.

嚥下過程の準備期を2回に分けて解説しました.その前半です.

嚥下の話になると(驚くことに歯医者さんでも),口のことは放ったらかしにして,

咽頭まで飛んで行かれる方がおられます.

でも本当に一番難しいのは,準備期→口腔期ですね.その理由は,口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能が関与するからです.

ほとんど口蓋帆咽頭閉鎖機能について詳細をご存知ない方が多いように思います.その前の段階,準備期を2回に分けて解説しました.

基礎A-10 食事はどのようにして嚥下されるのか

今回から成熟型の咀嚼嚥下機能の調節の様相について概説します.4(5)期型の嚥下モデルでのphaseに基づいてお話します.

今回は,先行期についてです.嚥下する前には口の中に食べ物があることが必要ですね(当然!).

食事が嚥下される過程の第一段階は,眼前の食事の認知です.何が影響するでしょうか?

7分32秒の動画です.詳細は,ライブセミナーでお話します.

基礎A-9 どのような口腔になればどのような固形物が摂れるのか

TOUCH WEBセミナー第9回は「口腔器官の運動様相と摂取可能な食事の物性」についてです.結論は,「舌の運動様相によって離乳食に準じた物性の食物」ということです.乳児の口腔機能の発達過程が,要介護高齢者のみならず経口摂取に障害を有している人たちに食事支援する上で大きな示唆を与えてくれます.8分57秒の動画です.

基礎A-8 固形物が摂れる3要件はどのようにして満たされるのか(下) 

第7回の番組に続く第8回は,「固形物が摂れる3要件はどのようにして満たされるのか?」の後半です.第7回では固形物が摂取できる3要件の内の①喉頭運動が可能になる,②原始反射が消失する,について解説しました.今回は③口腔容積が大きくなる必要がある理由について解説しています.3分05秒のビデオです.

スマホ,携帯の方はこちらかどうぞ.

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基礎A-7 固形物が摂れる3要件はどのようにして満たされるのか(上) 

第7回目WEB基礎セミナー,アップしました.

今回は,「固形物が摂れる3要件はどのようにして満たされるのか?」の前半です.前回,固形物が摂取できる3要件を示しました.①喉頭運動が可能になる,②原始反射が消失する,③口腔容積が大きくなる,です.では,これらの3要件はどのようにして満たされるのでしょうか?①と②について解説します.4分26秒のビデオです.

基礎A-6 どうすれば固形物が安全に摂れるか?

第6回目WEB基礎セミナー,アップしました.

今回は,「どうすれば固形物が安全に摂れるのか?」です.前回は,頸が据わっていない乳児に授乳する際に,寝かせたままでも誤嚥しない理由を示しました.咽頭が短いこと,舌の発達が不十分であることが,その理由でした.一方,この構造は液体の嚥下時には好都合ですが,固形物ではうまく嚥下できないことも示しました.では,固形物が摂取できるのは,何が必要でしょうか?6分10秒のビデオです.

基礎A-5 なぜヒトは誤嚥するのか?

第5回目WEBセミナー,ようやくUPできました.

今回は,「なぜ,ヒトは誤嚥するのか?」です.「ヒトは」と限定しているということは,「ヒト以外は誤嚥しないのか?」ということですね.4足歩行する動物で,(私の知る範囲では)犬と猫を除いて,誤嚥することはありません.さらに,ここでの『ヒト』は成人のことを指しています.そう,乳児は誤嚥しません.

それはなぜなんでしょうか?ここに誤嚥防止のためのヒントがありそうです.そのヒントを探っていきましょう.8分30秒のビデオです.

基礎A-4 あなたの口腔ケアが無効なのは,なぜか?

肺炎予防や口腔機能改善を目的とする口腔への介入を,歯科疾患の予防のための口腔清掃ではなく,「口腔ケア」ということばで言い換えることが増えてきました.目的が歯科疾患の予防ではないとして,口腔ケアを担うのは,看護職だ,言語聴覚士だ,歯科衛生士だ,等々の不毛な議論を聞くまでにもなっています.

でも,従来と同じような口腔清掃を口腔ケアと言い換えても,勝手に口腔機能が向上するというのは間違いです.必要とされる口腔ケアの内容は,対象とする人が,どのような状況にあって,目標は何かを明確にしてプログラムする必要がありますが,これを無視すると効果がないばかりか,場合によっては暴力にもなりかねません.

4回目のWEBセミナーでは,少々挑戦的なタイトル「あなたの口腔ケアが無効なのは,なぜか?」です.

7分38秒の動画です.

基礎A-3 なぜ,口から食べるのは怖ろしいのか?

WEB TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナーA

第3回目 なぜ,口から食べるのは怖ろしいのか?

QOLの改善という情緒性だけで口から食べることを勧めるのは,危ない!!

それは何故か?

やや長めの9分22秒の動画で,説明します.

携帯・スマホの方はこちらからどうぞ.

基礎A-1. 摂食嚥下障害への対応が求められている―大衆超高齢化時代の要請

TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナーA

第1回目 口から食べることが求められるようになったのは何故か?

7分34秒の動画です.

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